誘導方法など学ぶ/西城中1年生
ハンディキャップ体験学習
西城中学校(砂川弘康校長)で12日、ハンディキャップ体験学習が開かれた。生徒たちが体の不自由な人や高齢者疑似体験を通して、不便な点を発見したり、誘導方法を学んだりしてボランティア活動への関心を高めた。
市社会福祉協議会は、誰もが安心して暮らせる福祉のまちづくりを推進しようと児童、生徒を対象に障害者体験や福祉体験学習を実施している。
この日の体験学習は今年度初開催で、同校の1年生16人が参加した。
車椅子体験では、社協職員の嵩原安仁さんが「乗り降りする時はブレーキを掛けること」「スロープを下りる時は後ろ向きでゆっくりと」などと介添者に指導。「車椅子利用者には『右足を上げます』『スロープを下ります』などと、常に声を掛けて相手に安心感を与えることが大事」と話した。
体に重りや関節が曲がらなくなる装具を着けて歩行する高齢者疑似体験ではお年寄りたちの不自由さを実感。アイマスクを装着した視覚障害者の疑似体験では階段の上り下りがいかに大変かを理解したり、状況を共有しながら誘導することの大切さを学んだ。
末広勇貴君は「相手の立場になって考えることが大事だと思った」、平良光賀君は「困っているお年寄りを見掛けたら手助けしてやりたい」とそれぞれ話した。
ハンディキャップ体験学習についての問い合わせは市社会福祉協議会(電話77・8661)まで。