川田氏の功績たたえる
叙勲受章祝賀会に大勢の人
川田正一氏(71)の旭日小綬章受章祝賀会(主催・同祝賀会実行委員会、博愛の里上野地域づくり協議会)が22日夕、上野公民館で開かれた。多くの市民や関係者が出席し、川田氏の数々の功績をたたえるとともに今後の活躍に期待した。
川田氏は上野字野原出身。同村議会議員を7期28年、同村議会議長を3期12年、同村長を2期務めた。同村のみならず宮古島の産業経済や教育文化、社会福祉の向上など幅広い分野に功績を残した。
2000年の沖縄サミットでは、独国のシュレーダー首相の招聘を実現させた。
05年の市町村合併時には、新市長誕生までの間、市長職務執行者を務めた。
主催者を代表して垣花義一実行委員長は「名誉ある叙勲受章は、地域に住む人たちの大きな喜びと誇り。みんなで喜びを分かち合いたい」とあいさつした。
下地敏彦市長は「長年の政治活動の功績が認められた。今後とも、宮古島市発展に向けた助言を頂きたい」、平良隆市議会議長は「これほど長い間、政治家として尽力してきた人はなかなかいない。これは奥さんマサ江さんが支えたからでもある。長年の経験を生かし、市の発展にご指導とご鞭撻をお願いしたい」とそれぞれ来賓祝辞を述べた。
これを受けて川田氏は「叙勲受章は、皆さんから長年にわたり心からのご指導とご鞭撻を頂いたおかげ。今後とも一層精進し、皆さんの期待に報いたい」と感謝と抱負を話した。
砂川功元上野村長や仲間克旧城辺町長、上野出身の市議会議員、上地博通氏と新里聡氏がそれぞれ乾杯の音頭を取った。
渡真利幸子さん、仲宗根満子さんによる「トーガニアヤグ」で幕開けした舞台では太鼓演舞や舞踊、民謡ショーなど多彩な演目が次々と披露された。
会場には大勢の人が祝いに駆け付けて場内は満席。会場の外に設置されたテーブルもすべて埋まるなど、大いに盛り上がった。