棚原惠照氏に感謝状/県シルバー人材センター連合
会の発展に功績
【那覇支社】公益社団法人県シルバー人材センター連合(名嘉元甚勝会長)は2013年度定時総会を25日、那覇市のかんぽの宿那覇レクセンターで開いた。12年4月に公益社団法人化した同連合は、宮古島市や多良間村など16の拠点センターで構成されている。総会後の交流会で、同連合理事・監事を歴任した棚原惠照氏ら2人に、名嘉元会長から感謝状と記念品が贈られた。
総会の議事では、12年度事業報告や収支決算、13年度事業計画などの議案が審議され全会一致で承認された。事業報告の中で、12年に策定した「第1次中期事業計画」に取り組んだが、会員数が大幅に減少し、会員増強が今後の課題と指摘した。13年度は高齢者の入会促進と就業機会の確保・拡大、安全適正な就業などを基本方針にして、連合と拠点センターが連携・協力して事業を推進する。計画目標は会員数6563人(前年度5573人)、受注契約額25億2737万円(同約22億9837万円)、就業率84・7%(同79・6%)。
名嘉元会長は「生涯現役をスローガンに、仕事を通した社会参加を推進し、増加する高齢者の受け皿として大きな期待が寄せられている」とあいさつした。
棚原氏は宮古島市シルバー人材センター理事長の5期10年を振り返り「法人化がスムーズに達成でき、事務局の体制も強化されて感慨深い。今後は新役員が、無事故無災害で健康第一に、地域に貢献できるセンターに育ててほしい」と話した。
同連合によると、12年度宮古島市の会員数は183人(男性116人、女性67人)。就業人員137人(74・9%)、受注契約金額約9666万円(1149件)。多良間村の会員数は54人(男性34人、女性20人)、就業人員47人(87%)、受注契約金額66万円(7件)。