産業・経済
2013年6月29日(土)9:00
「3漁協統合節目の年」/池間漁協総会
事業運営方針に示す
池間漁業協同組合(長嶺巌組合長)の2013年度通常総会が28日、池間公民館で開催された。12年度の単年度決算は、4万5000円の黒字を計上した。事業運営方針は今年度を「3漁協統合という節目の年」と位置付け。統合に向けては「行政と連携しながら、漁協の将来に責任を持って真剣に議論する必要がある」と方向を示した。
12年度業務報告書は、漁業を取り巻く環境は、急激な円安による燃油の異常高騰など厳しい状況にあると指摘。加えて、水揚げの減少や安い輸入水産物の増大に伴う魚安が経営を圧迫していると見方を示した。苦しい状況にあっても、県漁連に鮮魚を出荷したことや地元の居酒屋や割烹に鮮魚販売を開始できたことは「一歩前進だった」と評価した。
課題には、雑魚の販路拡大や一元集荷体制の確立を挙げた。
事業計画の重点項目には①お魚センターの開設による販売事業の強化②モズク生産拡大と後継者育成③遊漁、観光部会設置-などを盛り込んだ。