路線価13年分 最高は西里大通り/1平方㍍当たり6万8000円
宮古島税務署管内 前年比2.9%下落
沖縄国税事務所は1日、2013年分の路線価等を発表した。宮古島税務署管内の最高路線価は、「宮古島市平良字西里の西里大通り」で、1平方㍍当たり6万8000円で前年の7万円よりも2・9%下がり5年連続で下落となった。県内6税務署(那覇、宮古島、石垣、北那覇、名護、沖縄)の最高路線価のうち宮古島、石垣、名護が対前年比で「下落」。北那覇と沖縄は「横ばい」で、那覇のみ「上昇」となった。県内最高路線価は12年連続で「那覇市久茂地3丁目の国際通り」で1平方㍍当たり55万円だった。
宮古島管内の最高路線価は1992年(当時の標準地は平良字下里ゲンカフーズ前市場通り)の1平方㍍当たり23万5000円をピークに94年までは「横ばい」で推移し、95年に「下落」に転じた。
99年に現在の「西里通り」に変更となってからも対前年比で下落し続け、12年連続して下落傾向が続いた。
2007、08年は「横ばい」で推移するも09年から再び下落となり、5年連続で下落となっている。
13年分の「平良字西里の西里通り」は、前年を2000円下げ、2・9%の下落率で、前年の2・8%減と比較すると、下落幅は若干拡大した。
宮古島管内以外の最高路線価と対前年増減率は、那覇税務署管内「国際通り」1平方㍍当たり55万円(対前年増減率5・8%増)で5年ぶりに「上昇」となった。
そのほか、石垣税務署管内「市役所通り」同55万5000円(同4・5%減)、北那覇税務署管内「那覇中環状線」同10万円(同0・0%)、名護税務署管内「名護バイパス」同6万3000円(同1・6%減)、沖縄税務署管内「町道美浜1号線」同32万円(同0・0%)となっている。
路線価 主要道路に面した1平方㍍当たりの土地の1月1日時点における評価額。土地の相続や贈与を受けた人の税額を算出する基準となる。公示地価や売買実例価格、不動産鑑定士の評価などを参考に、公示地価の8割程度を目安として国税庁が算出する。まず、基準となる標準地点の路線価を定め、次にその周辺の路線価を決める。