垣花氏の叙勲受章祝う/出身地の保良で祝賀会
今年の春の叙勲で瑞宝中綬章(教育研究功労)を受章した城辺保良出身の垣花豊順氏の受章祝賀会が6月29日、保良公民館で開かれた。多くの地域住民が参加し、垣花氏の功績をたたえるとともに、地元・保良からの叙勲受章を祝った。
祝賀会では来場者の拍手で出迎えられた垣花夫妻に、祝賀会発起人代表の平良恵一氏が「これから先は、垣花先生にあやかって、子どもたちに夢を持って頑張ってもらえることを感謝したい」とあいさつ。保良部落会の斎藤利夫会長は「今回の受章は保良のみんなにとって喜ばしく名誉なこと。今後も経験を生かして活躍されることを祈念している」と祝辞を述べた。
祝福の花束を受け取った垣花氏は「普段、世話になっていながら感謝の思いを述べる場所がなかったので、こういう場を設けてもらいうれしい。私は保良に生まれたことを幸福に思っている」と祝賀会の開催に謝意を述べた。
垣花氏の受章を祝し全員で乾杯したのに続き、婦人会や地域住民がステージで余興を披露し会を盛り上げた。
垣花 豊順(かきはな・ほうじゅん)1933年7月3日、城辺字保良生まれ。宮古高校卒(4期生)。57年琉球大学法政学科卒業後、琉球上訴検察庁に検察事務官採用、那覇地方検察庁検事を経て77年琉球大法文学部教授、99年同名誉教授。妻文さんとの間に3男1女孫7人。那覇市首里在住。