教育・文化
2013年7月5日(金)9:00
水の大切さ実感/伊良部中
高平兼司さんが講義
総合的な学習の時間の一環で、伊良部中学校(平良善信校長)で3日、環境教育が行われた。特別講師に県公衆衛生協会事務局長の高平兼司さんが招かれ「伊良部島の水について」と題して講義し、引き続きフィールドワークを実施した。生徒たちは、水の大切さを実感し、水を守るための環境対策について考えた。
水環境について学び理解を深め、伊良部島の水がどのような状況にあるかを実際に調査し、今どうしていくべきかを考えるのが狙い。
高平さんは「もし、地球に水が無かったなら、火星みたいな乾いた大地となり、生命の誕生は無かった。私たちの体の70%は水であり、全ての生物が生きていくためには水が無くてはならない」と語った。
また「伊良部島の地下水は、淡水が海水に浮かんだ状態。地下水を汚す原因の一つに生活排水がある。しかし、伊良部島には集落下水道処理施設がなく、排水路や側溝を通って海に排出されている」と説明した。