飲酒運転は絶対「ダメ」/夏の交通安全運動出発式
地域全体で根絶誓う
2013年夏の交通安全県民運動(10~19日)の宮古地区出発式(主催・県宮古事務所、市、宮古島署、宮古島地区交通安全協会)が9日、県宮古合同庁舎で開かれた。交通安全推進機関・団体から約200人が参加し、飲酒運転の根絶や子ども、高齢者のかかわる事故防止などを誓い合った。
今年の運動のスローガンは「守ろう ルールとマナー 明るい未来」。重点目標は▽二輪車の交通事故防止(特に、若年層を含めたマナーアップの推進)▽子どもと高齢者の交通事故防止(特に、歩行者事故の防止)▽飲酒運転の根絶-の3項目。
同運動は広く県民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの順守と正しい交通マナーの実践を習慣付けることにより、交通事故の防止を図ることが目的。
運動期間中は、同庁舎1階ホールで交通安全パネル展が12日まで開かれている。
出発式では参加者らが、交通事故犠牲者に対し1分間の黙とうをささげた。
主催者を代表して県宮古事務所の安里肇所長は「飲酒運転の根絶に向けて関係機関が連携を密にして取り組む必要がある。この運動により大きな成果が出ることを期待している」と述べ、県民一人一人が「飲酒運転は絶対にしない、させない、許さない」の意識を持って取り組むことの大切さを呼び掛けた。
宮古島市の下地敏彦市長、宮古島署の宮城英眞署長が激励のあいさつで、これから夏本番になりレジャーの機会も増えることから酒を飲んだら運転しないことと夏休みを迎える子どもたちや高齢者が巻き込まれる事故を関係機関が一体となって1件でも減らす取り組みが訴えられた。
そのほか、決意表明では宮古島地区交通安全協会の宮里敏男会長が▽酒を飲んだら運転しない▽二日酔いになるまで深酒しない▽酔いつぶれて路上寝をしない▽うっかり ぼんやり運転をしない▽交差点では必ず止まって安全確認をする-の徹底を図り、地域全体で交通事故ゼロを目指す決意を示した。