きょう「かたつむり」公演/下地改善セ
自立目指す障害者描く
東京・国立市で障害者の自立支援を行う「ライフステーション・ワンステップかたつむり」(橋本江津子代表)はきょう14日、下地農村環境改善センターで「井上晴菜・体験劇『はるなが宮古島(まち)にやってきた』」(主催・「ワンステップかたつむりin宮古島公演」実行委員会)を上演する。メンバーらは13日午前に宮古入り。空港では実行委員会のメンバーや関係者たちが出迎えた。
上演作は、同団体に所属する井上晴菜さん(22)が養護学校を自主退学し、「かたつむり」で自立練習を行い、地域で自立した生活を送るようになった体験を描いたもの。宮古島での上演は今回が初となる。
空港では実行委員や宮古島で自立生活を目指す障害者らがメンバーたちの来島を横断幕で歓迎した。橋本代表は「この劇は、障害を持つ一人の女の子が地域での自立を介護者と一緒に目指していく物語。特別支援学校に通う人など多くの人に自立してもらいたいとの思いで上演している。ぜひ、たくさんの人に見てほしい」との思いを述べた。主人公の井上さんは「宮古島で劇をすることを楽しみにしている。踊りの場面はぜひ見てもらいたい」と語った。
上演は14日午後1時30分から。受付は同1時。同4時50分終演予定。入場無料。