開催日は11月3日/クイチャーフェス
実行委が会見で概要発表
クイチャーフェスティバル実行委員会の下地暁委員長らが24日、RBCサテライトスタジオで会見し、第12回大会を11月3日に開催することなどを発表した。会場はカママ嶺公園多目的広場で午後2時開演。実行委では出演を希望する団体の受け付けを行っている。会見で下地委員長は「今年でこのフェスも12回目となる。島の人たちが故郷を再確認、再認識するイベントにするために今年も頑張りたい」と意欲を示した。
第12回フェスティバルのサブタイトルは「ぷからす とぅーふたーつ」。「ぷからす」は「喜びと感謝の」の意味。10(とぅー)2(ふたーつ)は、12回目の大会で干支で言えば一巡となることから、気持ちを新たに初心に立ち返ってさらにまい進する気持ちが込められた。
今年は、県文化振興会から「沖縄文化活性化・創造発信支援事業」の支援も決定し、これまで同様にクイチャー以外の伝統芸能も充実させ中身の濃いフェスティバルを目指している。
島外からの招聘団体としては、昨年初めて参加し好評を博した八重山の「竹富のクイチャー」にも参加を打診している。
大会参加部門は▽伝統クイチャー▽創作クイチャー▽その他(伝統芸能等)-の3部門。創作部門ではクイチャーをイメージさせる手拍子や跳ね上がる振りを演技の一部に取り入れることなどが、基本ルールとして定められている(事前にビデオ審査あり)。
演舞時間は伝統が5分以内で創作は4分以内、その他は5~6分以内とする。
衣装・メークは原則自由だが他府県の民族衣装や沖縄本島のエイサーなどと類似しないことを呼び掛けている。
申し込み先はクイチャーフェスティバル実行委員会事務局(平良字西里973の1、RBCサテライトスタジオ内、電話75・5702)まで。
事務局以外の問い合わせ先は、パック宮古支社(73・3515、粟國和伸事務局長)まで。
出場申し込みの締め切りは伝統の部が今月31日、創作の部は8月31日。
島の一大イベントとして定着したクイチャーフェスティバルは、前回第11回大会までの出演者は延べ1万4200人、観客は4万3700人を数え、毎年好評を博している。