11/25
2024
Mon
旧暦:10月24日 先負 壬 
産業・経済 社会・全般
2013年7月27日(土)9:00

伊良部もかん水本格化/スプリンクラーが未整備

キビの被害拡大を懸念


ラックから散水銃でキビ畑へかん水する関係者=26日、伊良部

ラックから散水銃でキビ畑へかん水する関係者=26日、伊良部

 宮古島地方気象台は26日、14日ごろから降水量が少ない状態が続いているとして、少雨に関する情報第1号を発表した。8月上旬ごろまで少雨傾向が続く見込みで、降水確率は低い。伊良部では台風7号が過ぎた14日以降、まとまった雨がなく、台風の影響で塩害を受けたサトウキビの葉が茶色に変化。トラックから散水銃を使ったキビの除塩かん水は22日から本格化している。


 南区の佐和田や長浜などでは、土地改良が進んでいるが、スプリンクラーは未整備。一方、北区の佐良浜では、土地改良は行われていない。このため、ほとんどの農家がトラックによるかん水に依存している。10㌧トラックの1台当たりのかん水費用は3500円で、うち市が2000円を補助、農家が1500円を負担。
 かん水作業の申し込みは、トラック組合が受け付け、かん水は宮古地区トラック事業協同組合が実施している。

 水タンクを載せたトラックは、スガミ地区の農業用貯水池から水を運搬。キビ畑へのかん水作業でフル稼働している。市では、同貯水池は1カ月以上かん水に利用できる水量を保っているとしている。
 宮古地区トラック事業協同組合伊良部支部の下地利一支部長は「かん水は沿岸部のキビ畑から優先に実施。次いで春植・株出のキビ畑、今は夏植のキビ畑に替わっている」と説明する。

 宮古島地方気象台によると、向こう1週間(27~8月2日)は、太平洋高気圧に覆われ、おおむね晴れる見込み。降水確率10~30%。
 また太平洋高気圧の張り出しが強いため、8月上旬まで少雨傾向が続くと予想されている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!