「すごーい」 「不思議だね」/親と子のお天気教室
各種実験に大きな歓声
2013年度「親と子のお天気教室」(主催・宮古島地方気象台)が3日、宮古島市中央公民館で行われた。会場にはたくさんの親子連れが詰め掛け、地震による液状化現象や熱気球が浮く理由、竜巻の仕組みなどについて各種実験を通して学んだ。参加した子どもたちはいろいろな実験に興味津々の様子で「すごーい」「なぜだろう」「不思議だね」などの感想が聞かれた。
主催者あいさつで鈴木和明台長は「見て、聞いて、体感して楽しい実験をたくさん用意しているのできょうの教室を自然やエコに興味を持つ機会にしてほしい」と呼び掛けた。
同教室は、親子で楽しく自然現象を学び、自然災害から身を守ることや防災意識の高揚などを目的に開催している。
教室では、はじめに2011年3月の東日本大震災時の津波で被災地の小学校の児童や教諭らが落ち着いた判断で無事に避難できたアニメが上映された。
実験では、地震で地面がドロドロになる液状化現象、熱した空き缶を使った大気圧実験、空気の圧力を学ぶ空気砲実験などが行われた。
そのほか、展示コーナーでは南極の氷や気象測器などが展示され、子どもたちは南極の氷が溶ける音を聞いて「ぱちぱち音がする」と歓声を上げ大喜びだった。
東小3年の佐久本心さんは「空気砲の実験で普段は目に見えない空気が煙になって見えたのがとても面白かった」と笑顔で話した。