がんずううやき
2013年8月7日(水)9:00
狩俣 秀子さん(81歳)(平良字狩俣)
百歳も夢ではないよ
狩俣集落の住宅地の一角に設けられたグラウンドゴルフ場。日の傾きかけた頃、近所の人々が集いゲームが始まる。背筋の通った秀子さんは「雨でも降らない限り毎日だよ。一日の楽しみだね」と顔をほころばせる。
仲間の多くが80歳を超える。地元名物の落花生や茶菓子を持ち寄り会話が弾む。そこで情報を仕入れる。「話が楽しい。健康の助けになっている」と秀子さん。互いの健康を確認しあう場所だ。
秀子さんは毎日、ご主人の重吉さんと畑に出向く。そこで精出し、スポーツに興じ、仲間と語り合う。
加えて、盆が近い。多くの子や孫、ひ孫が集う。一年で最も家族の幸せを感じる日だ。
ほか、年男・年女を祝う集落行事があり、これにも島内外から出身者が集う。横のつながり、縦のつながりが集落を支えている。その結びつきに「生かされている」と秀子さん。仲間の一人が「百歳も夢でないよ」と笑った。
子7人、孫14人、ひ孫3人。
1932(昭和7)年3月5日生まれ