下地さん(平良)最優秀/中学英語弁論大会
優秀は上原(北)、久貝さん(砂川)/11人が学習成果を披露
第6回宮古地区中学校英語弁論大会(主催・宮古地区中学校英語教育研究会)が7日、宮古島市中央公民館で開かれ、11人の生徒が意見や主張を英語でスピーチした。審査の結果、最優秀賞は平良中3年の下地瑞穂さん、優秀賞は北中3年の上原志野さんと砂川中2年の久貝優芽さんが受賞した。最優秀の下地さんは英語との出会いが「人生を変えた」と主張、抑揚のある流ちょうな英語で審査員から高い評価を得た。
この大会は、英語で自分の考えを主張することを通してコミュニケーション能力の基礎を養い、国際社会を豊かに生きる人材を育成することが狙い。市の教育委員会が共催している。
参加した生徒は、5分という制限時間の中で自らの意見や主張を堂々と発表。表情豊かな英語スピーチで聴衆に語り掛けた。
最優秀の下地さんは、英語を学ぶきっかけをくれた母、英語学習がある学童施設にいつも連れていってくれた父、コンテストへの挑戦を勧めてくれた先生への感謝をスピーチに込めた。最後は「私自身を、そして私の人生を変えてくれたもの、それが英語です」と力強く締めくくり、大きな拍手を浴びた。
将来は英語関係の職業に就きたいという下地さんは「緊張していたけど、先生のアドバイスを受けて大きな声を出したら落ち着いて発表することができた。最優秀賞はとてもうれしい。県大会でもできれば一番上になりたい」と喜びと抱負を話した。
優秀賞の上原さんは友達の大切さを訴え、久貝さんは父への感謝を込めたスピーチで感動を誘った。
講評で宮本陽子審査委員長は「良い点は内容。それぞれの発表に感動した。英語はフォーマルでとてもきれいだった」と高く評価した。一方で「聴衆とコネクトできるアイコンタクトを磨いてほしい」とする課題を示し、さらなる英語力の向上に期待を込めた。
下地さんら上位3人の生徒は、10月5日に開催される県予選大会に出場する。
結果は次の通り。
最優秀賞=下地瑞穂(平良3年)▽優秀賞=上原志野(北3年)、久貝優芽(砂川2年)▽奨励賞=飯島彩帆(下地2年)、下地正也(西城3年)、伊佐浩善(伊良部2年)、兼口佳澄(城辺2年)、下地藍菜(福嶺3年)、下地怜(西辺3年)、荷川取小夏(鏡原3年)、砂川日向子(久松3年)