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教育・文化
2013年8月24日(土)9:00

九州大会で優秀賞/宮総実生徒4人

黒あずきの利用拡大発表


九州大会の優秀賞を喜ぶ生徒たちと大石教諭(後列左)=23日、宮古総合実業高校

九州大会の優秀賞を喜ぶ生徒たちと大石教諭(後列左)=23日、宮古総合実業高校

 第56回九州学校農業クラブ連盟発表大会長崎大会がこのほど開かれ、県代表でプロジェクト発表の文化・生活部に出場した、宮古総合実業高校生活福祉科3年の島袋咲紀さん、謝敷果南さん、下地江観那さん、砂川奈津希さんの4人が優秀賞に選ばれた。同科の優秀賞は今回が初めて。23日、同校で記者会見があり、4人は「黒アズキを使って作ったみそとしょう油のレシピが、地域に普及するよう頑張りたい」と決意を新たにし、晴れ晴れとした表情を見せていた。


 4人は、3年間の研究の成果を「伝えよう宮古の黒あずき~黒あずきの利用拡大・地域への普及を目指して~」と題して発表した。 黒アズキは、アズキより黒く小粒で、島では十五夜に「フキャギ(吹上もち)という伝統料理などに用いられ、その利用方法は限定されている。食生活の変化が影響し、近頃では口にすることも少ないとして、黒アズキで作ったみそ・しょう油への加工に着目した。

 4人は、発表大会で「研究を通して、島の多くの方と交流を持ち、黒アズキの魅力、新しい可能性を伝えることができた。宮古の黒アズキを、未来へ伝えるために、私たちの研究を後輩たちに伝えていく」と締めくくった。

 伊志嶺秀行校長は「4人は、県大会では最優秀賞に輝いて、さらに研究を重ねて九州大会に出場した。これからは黒アズキで作ったみそ・しょう油を地域にピーアールしてほしい。地域から高い評価を得ると思う。研究成果は、学校生活に生かしてほしい」と激励した。

 大石美也子教諭が指導・引率した。「先輩たちの研究を引き継いで研究を続けた。黒アズキは、他のアズキと比べてタンパク質が多く。それでみそ・しょう油作りの研究が始まった。優秀賞は、3年間こつこつと研究した成果。大きい大会の優秀賞なので、とてもうれしい」と笑顔で語った。


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