がんずううやき
2013年8月28日(水)9:00
砂川 カニメガさん(96歳)(城辺長北出身)
苦労が幸せの花を
砂川カニメガさんは、今年めでたくカジマヤーを迎え、その祝いが先週市内ホテルで盛大に開かれた。きらびやかな装束に身を包んだカニメガさんは多くの親族に囲まれて笑みが絶えない。
その心の内をカニメガさんは「こんなにうれしい日はない。亡くなったおじいに見せたいくらい」と感極まった表情。子や孫たちがカニメガさんを囲み、手を握り「おめでとう、もっと長生きしてね」と祝意を示す。
大きな人生の節目にカニメガさんは「昔はとても難儀したよ。朝早くから食事の準備、昼間の仕事、夜の洗たく、そうじ。言うのは簡単だけど、根気のいる毎日だった」と目を細める。続けて「でも苦労があったからきょうがある。苦労は必ず幸せの花を咲かせる。その思いで生きてきたよ。これは今の若い人にも通じると思うよ」と次世代へのエールで結んだ。
城辺長北出身。1917(大正6)年6月25日生まれ。子8人、孫20人、ひ孫23人。