笑いで防犯活動の輪拡大へ
「ウムヤス・ウムッシ芸能祭」大盛況
宮古島地区防犯協会主催の「ウムヤス・ウムッシ芸能祭」が31日、マティダ市民劇場で行われた。協会の各支部や舞踊研究所、婦人会、警察など17団体が出演して舞踊、生バンド、寸劇、ダンスなどを披露。ユニークかつ多彩なプログラムに会場は大盛況だった。
同芸能祭は、防犯思想の普及高揚と防犯組織の拡充を図り、地域安全活動の充実に役立てることが狙い。
久田流家元久田多嘉子舞踊研究所による「とうがにあやぐ」で幕開け。協会の狩俣支部、西原支部の踊りが続いた。
この後、防犯協会の前川尚誼会長があいさつ。「地域の防犯思想の普及高揚はもちろんのこと、宮古の将来を担う青少年の健全育成活動はますます活発に行うことが求められている。防犯協会は、今後も自主防犯活動の輪を広げ、犯罪のない、安全で安心な宮古圏域づくりにまい進していきたい」と述べるとともに、防犯活動の充実に向けて市民の協力を求めた。
宮古島市の下地敏彦市長(代読・平良哲則生活環境部長)と宮古島署の宮城英眞署長は激励のあいさつを行い、芸能祭開催の意義を強調しながら多くの出演者を励ました。
この後、「ポリス楽笑劇団」が寸劇を披露。ある公園がごみで汚れ、治安が悪くなっていく様子をおもしろおかしく演じ、観客の笑いを誘った。
この後も協会各支部の踊りが続き、祭りは最後まで盛況を博した。