上地さんの元へ里帰り/4年前に民泊
大阪の湯浅さん友人連れて
4年前の高校修学旅行で上地良淳さん宅=上野大嶺=に民泊した湯浅直哉さん=阪南大学3年・大阪府=が今年も、友人2人を連れて「宮古のおやじ」に会いに来た。夜は上地さんの妻佳代子さんが腕によりを掛けた料理を囲み、泡盛で盛り上がるという。1~5日まで4泊5日の民泊旅行。朝は牛の世話をして、午後は宮古の海や観光を満喫する。
上地さん宅に泊まっているのは湯浅さんと、高校でサッカーを一緒にした同期生の前田一樹さん、幼なじみの山下拓也さん。
湯浅さんは「修学旅行の時、家族同様に接してくれた」と話す。上地さんを「宮古のおやじ」と慕う湯浅さんは昨年も、大学の仲間3人と一緒に来た。
修学旅行で宮古の自然に触れ、上地さんと出会えたことで旅の素晴らしを知り、大学は観光学部を選択した。「将来は、ホテルマンになりたい。結婚したら子どもを連れて上地さんに会いに来る」と夢をはせる。
2日は、インギャーで海水浴を楽しんだ。佳代子さんが作った料理はゴーヤーチャンプルーやソーキそば、ソーキ汁、サタパンビンなど宮古自慢の郷土料理。3人は「佳代子さんの料理は、最高においしい」と絶賛した。
山下さんの宮古の旅は初めて。「海をはじめ自然がすごい。人が温かい。違う世界にいるみたい」と感想。前田さんは「心がリラックスできる」と話した。湯浅さんは来年も、就職前の旅行で来ることにしている。