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環境・エコ
2013年9月7日(土)9:00

野鳥の「オアシス」回復/大野山林内

人工池の水位戻る


降雨で安定した水位が戻った人工池=5日、平良大野山林

降雨で安定した水位が戻った人工池=5日、平良大野山林

 平良大野山林内で野鳥の水飲み場として利用されている人工池(通称龍の池)は台風12号などによる降雨で安定的な水位が保たれ、野鳥が飛来するようになった。同池は7月の少雨傾向で干上がっていたことから、市みどり推進課(西原武則課長)が応急措置として水を注入していた。


 毎年水をたたえた人工池には、夏鳥のサンコウチョウ(カササギヒタキ科)やアカショウビン(カワセミ科)、留鳥のオオクイナ(クイナ科)、ヒヨドリ(ヒヨドリ科)などが飛来。水を飲んだり、水浴びする光景が観察されている。

 人工池の水が底をついて以降、野鳥は飛来しても戸惑った様子で行動し林内の奥へ移動していた。

 同課は先月6日、野鳥の水飲み場の確保のために、水の注入を開始。先月だけで計15回、計7500㍑を注入した。

 台風12号の影響で、人工池は安定的な水位約20㌢に戻った。野鳥の飛来も増え、5日現在の環境は良好な状態になった。

 西原課長は「今後も人工池が干上がった時には直ちに水を注入し、野鳥の快適な環境を維持したい」と語った。


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