市教委に公開質問状/宮原小統廃合問題
地元8団体が回答求める
宮原小学校の統廃合に反対している「宮原を発展させる会」(木曽健二会長)は8団体を代表して9日、市教育委員会に統廃合の基本方針の白紙撤回を求めて公開質問状を提出し、宮古島市の地元新聞に回答するよう求めた。木曽代表は「話し合いの場を持ちたい」と要望。教育部の田場秀樹部長(教育長職務代行)に先立って対応した与那嶺大参事は「川満弘志教育長と宮国博教育長に伝え判断させたい」と述べるにとどまった。
公開質問状では9項目の中で▽第1回目の説明会では、市教委は、小規模校を統廃合する根拠として「小規模校では社会性、協調性、切磋琢磨が育たない」と文書で示したが再度質問したい。「小規模校の宮原小では社会性、協調性、切磋琢磨が育たないので、小規模校の宮原小を統合する方針なのか」▽教員の適正配置や教育環境の整備も統廃合の理由に挙げられたが、140人の教職員が削減されることは教育環境整備にならない、むしろ逆行する-と述べ、正式な見解を求めた。
また▽引き続き地域と話し合うことを約束しながら、それを破り、統廃合の方針決定を急いだ理由は何か▽中学校を先行すると言いながら、なぜ宮原小の統廃合を先行したのか-などと語り、正式な回答を求めた。
団体は「宮原を発展させる会」のほかに▽宮原小学校PTA(豊見山春美会長)▽宮原自治会(川満定秀会長)▽高野自治会(川満富夫会長)▽宮原老人クラブ(平良玄徳会長)▽宮原婦人会(下地教子会長)▽高野船主組合(下地敏男組合長)▽宮原地域活性化協議会(根間玄喜会長)-。