100歳、県の誇り/仲田ウメさん表彰
仲井真知事「あやかりたい」
「100歳おめでとう」-。県の「ちゃーがんじゅう地域推進事業」で、仲井真弘多知事が12日、城辺公民館を訪問して城辺新城の仲田ウメさんを表彰した。仲井真知事は「100歳は県の誇りであり、日本人の誇り。あやかりたい」と祝福。仲田さんは長寿の秘訣について「くよくよしないでほがらかに生きること」ときっぱり。満面の笑みで知事表彰を喜んだ。
この事業は、介護予防の重要性をアピールするとともに、健康長寿に関する意識啓発を図ることが狙い。
知事が長寿者の地域を訪問する「お元気百歳あやかり訪問」や、介護予防、健康長寿に取り組む地域を表彰(ちゃーがんじゅう大賞)するなどして県全体の機運を盛り上げていく。
あやかり訪問で仲井真知事は、城辺地区の敬老会場を訪問。同会に招かれた1963人の長寿を祝福するとともに仲田さんを表彰した。
仲井真知事は「100歳おめでとうございます」と仲田さんの手を取って祝福。「私たちは今、健康長寿世界一を取り戻そうと30年間の計画を立てた。計画実施に当たっては仲田さんの意見を参考にさせてほしい。100歳は人類挙げての目標。あやかりたい」と述べた。
仲田さんは、知事表彰を受けて「一生の思い出」と感謝した。報道陣から長寿の秘訣を問われ、「好き嫌いをせずにたくさん食べ、くよくよせずにほがらかに生きること」と話しながら笑顔を見せた。
会場に集まった高齢者は仲田さんの新100歳を祝福。背筋をピンと伸ばした姿勢で表彰を受けた仲田さんに感心し、互いの長寿を誓い合った。