社会・全般
2013年9月18日(水)9:00
アカハラダカの渡り確認/宮古野鳥の会
これまで512羽観察
宮古島に秋の訪れを告げるアカハラダカ(タカ科)の渡りが17日早朝、下地入江橋で観察された。この日飛去したのは62羽で、朝日を腹面に受けてキラキラと舞いながら南に向けて飛び去った。22日午前7時30分から下地入江橋で市民観察会が行われる。
宮古野鳥の会(仲地邦博会長)の会員が10日から飛去数調査を続け、これまでに512羽がカウントされた。2012年の入江橋での9月10日から23日までのカウント期間中に飛去した数は694羽。2011年は同期間中1500羽だった。
アカハラダカは全長約30㌢の小型のタカ。中国の一部や朝鮮半島などで繁殖し、フィリピン、マレー半島、ニューギニアに南下して越冬する。
アカハラダカは1980年に大野山林で230羽の渡りが確認された。それ以前はアカハラダカの記録は国内ではほとんどなく、台風などの影響で迷い飛来する迷鳥として扱われていた。