地域の安全確保に全力/地域パトロール隊
緊急雇用対策で発足/4人従事「安心の暮らし」宣言
県の緊急雇用対策地域安全パトロール推進事業の一環で、宮古地区地域安全パトロール隊の出発式が14日、宮古島署で行われた。警備会社セコム琉球宮古事務所に雇用された隊員4人が宣誓し、「県民が安全で安心して暮らせるよう、誠心誠意パトロール活動に従事する」と決意した。同隊は向こう1年間にわたり活動、積極的なパトロールで地域の安全確保に努める。
同事業により、県内5地域にパトロール隊が結成された。宮古の隊員は武富清さん、川満敏昭さん、山本敏男さん、與那原孝幸さんの4人。原則午後1時30 分から午後9時まで勤務し、金融機関やコンビニ、学校周辺、住宅地域、繁華街などを重点的にパトロールしながら多発傾向にある強盗や窃盗などの犯罪を抑止する。
出発式で宮古島署の島袋令署長は「地域のパトロールを警備会社に委託して行う初の取り組みで、防犯の目が広がる。機動力を発揮して、宮古圏域から事件事故をなくす活動を展開してほしい」と隊員を激励した。
管理責任者を代表してセコム琉球宮古島所長の金城満さんが「県民生活を確保する崇高な警察業務にかかわることは、大変名誉なことであり責任の重大さを痛感している。不慣れな部分もあるが、警察の指導を仰ぎながら目的を達成すべく一生懸命頑張りたい」と力強く話した。
隊員を代表して武富さんが宣誓。地域の安全と安心を全力で守り抜くことを誓った。
この後、パトロール車両が出発。集まった関係機関・団体のメンバーが見送り、パトロール隊の活躍に伴う犯罪抑止を期待した。