空港・航空機の役割学ぶ/空の日・旬間イベント
「空の日(20日)・空の旬間(20~30日)」にちなんだ各種イベント(主催・宮古空港空の日フェスタ実行委員会)が21日、同空港で行われた。親子連れや航空ファンらが参加し、空港や航空機、管制塔、消防車の役割などについて知識を深めた。子どもたちは、乗務員制服の試着に大満足の表情を見せていた。
1992年に民間航空再開40周年を記念して「空の日・空の旬間」が設けられた。宮古では空港施設や航空機の周知をはじめ、子どもたちに「空」に関心を持ってもらおうと実施した。
この日の宮古空港では、ミス宮古の下地洋子さんが1日空港長を務めた。大阪航空局宮古空港・航空路監視レーダー事務所、全日本空輸(ANA)、日本トランスオーシャン航空(JTA)、宮古島観光協会、市宮古空港管理事務所などの関係者らが記念品配布に参加。東京から直行便で訪れた搭乗客らを歓迎し、宮古の特産品をプレゼントした。
親子連れがバスに乗車し、普段は入れない空港内を巡った。
市消防本部宮古空港出張所では、消防車が放水訓練を披露。参加者らは「すごい」と感嘆の声を上げていた。車内から風向風速計や雷監視装置、滑走路(全長2000㍍、幅45㍍)などを見学した。
管制塔では、親子連れらは安全で効率良い運航についての説明を受け、管制塔の役割について知識を深めた。
ANAカウンター前では、パイロット、キャビンアテンダント、グランドスタッフの子ども用制服試着撮影会が開かれた。制服を着た子どもたちは、パイロットなどの気分に浸っていた。
初めて家族3人で参加した平一小4年の本村将君(10)は「消防車の運転席で体験したが、普段乗っている車とは違うと思った。放水が見られ楽しかった」と満足した表情で感想を話していた。