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社会・全般
2013年9月22日(日)9:00

「宮古島市史」が人気/市教育委員会

購入、注文相次ぎ500部再発行


新装版として再発行された『宮古島市史』

新装版として再発行された『宮古島市史』

 市教育委員会(川満弘志教育長)はこのほど、宮古の市町村合併後初の『宮古島市史 第一巻 通史編 みやこの歴史』を新装版として500部を再発行した。新装版は初めての試み。市内の各書店で一部3500円で販売している。


 宮古島市史編さん委員会(仲宗根將二委員長)が、宮古の各分野で研究する委員の高水準の研究成果をまとめて編集し、昨年3月に初版1000部を発行した。一部は市内の公立学校や県内の各研究機関などに宮古の歴史学習に活用させるために寄贈した。発行以来、一般読者からの購入・注文が相次ぎ、在庫は無くなっていた。

 新装版は、本の背の部分に糸を通して綴じた上製本(ハードカバー)。長期保存に最適とされる。読みたい項目が素早く参照できるよう、インデックス(索引)がついている。 

 表紙は、1646年に作成されたとされる「正保の国絵図」の中から宮古の絵図(地図)を抽出して飾った。各間切(宮古の行政区画)の村名が併記され、貴重な資料の一つ。宮古の動植物などの写真がカラーで紹介され、「見て楽しむ」ことができる。

 本書の序説は「宮古の風土と人」、第1編「先史・グスク時代-南琉球先史文化からグスク文化へ-」

」、第2編「古琉球-統一へ動く宮古-」、第3編「近世-薩摩藩・琉球王府統治下の宮古-」、第4編「近代-琉球処分から終戦までの宮古-」、第5編「現代-戦後の宮古-」と区分され、多岐にわたって史実が詳述されている。

 問い合わせは、市教育委員会生涯学習振興課(電話77・4947)へ。


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