クイチャー祭り盛況/初の「市長賞」に3団体
特別養護老人ホーム「宮古の里」や宮古島リハビリ温泉病院などを運営する社会福祉法人祐愛会(奥原典一理事長)は21日夕、同里に隣接する芝生広場で「第28回宮古の里クイチャー祭り」を開いた。上区獅子舞保存会や漲水クイチャー保存会など14団体、総勢約370人が出演。勇壮・優雅な舞を競い合った結果、今年初めて設けられた宮古島市長賞に荷川取クイチャー保存会、川満棒踊り保存会、下地クイチャー保存会の3団体が選ばれ賞状と盾が贈られた。
主催者を代表して垣花義夫副理事は「皆さんは地域の伝統文化の継承発展に尽くされ、地域の文化をこよなく愛している。地域の誇りである伝統芸能を舞台いっぱいに演じ、この機会に互いに交流と絆を深めてください」と激励した。
下地敏彦市長は「今の時間は、マティダ市民劇場でカギマナフラin宮古島が開催されている。このカギマナフラに負けないようにクイチャーで盛り上げてください」と励ました。
祭りには、保良クイチャー保存会、池間クイチャー保存会、福里地域伝統文化保存会、比嘉民俗芸能保存会、西原みどり会、宮国民俗芸能保存会、新城クイチャー保存会、佐良浜ミャークヅヅクイチャー保存会なとが出演。洗練された踊りで、観客らを魅了した。
舞台は、山里恵子さんの「鷲の鳥」で幕開け。観客らは、レベルの高い舞に大きな拍手を送っていた。また川満七恵民謡ショーが花を添えた。