産業・経済 社会・全般
2013年10月9日(水)9:00
折損キビの切除促す/沖縄製糖
株元切り萌芽促進を
台風で折損した春植え苗用サトウキビの被害対策として、沖縄製糖が、株元から切除して萌芽を促進するよう呼び掛けている。
台風は5日昼過ぎから6日の昼過ぎまで宮古島地方を暴風域に巻き込んだ。
強風にあおられたサトウキビは折損したり、葉が裂けたりする被害が出た。
春植えの苗用として植え付けられているサトウキビの折損も各地で発生し、被害対策についての問い合わせもあるという。
沖縄製糖は、折損したキビを放置すると折れた部分から側枝が出て生育が阻害されるため、株元から切り取った方が良いと指摘。こうすることで株出しと同じ原理が働いて新たな萌芽が促進されるという。切ったキビは補植などで活用するよう呼び掛けている。
沖縄製糖では「折れたままだと成長が止まる。株元を切除することで萌芽が良くなるので、早めに対応してほしい」としている。