健康と長寿を祝う/地域で盛大に敬老会 平良地区
2010年度宮古島市平良地区敬老会(主催・宮古島市)が17日、マティダ市民劇場で開かれた。今年9月1日現在で70歳以上となったのは男性2160人、女性3018人の計5178人。式典では下地敏彦市長が式辞を述べたほか、アトラクションでは老人会のメンバーや保育所の園児らがさまざまな踊りを披露し、参加者の健康と長寿を祝った。
平良地区では今年、28人(男性1人、女性27人)が100歳以上となり、そのうち女性9人は今年100歳を迎えた。88歳の米寿となったのは男性32人、女性102人の計134人だった。
敬老会式典では、下地市長が「皆さんのたゆまぬ努力が、現在の宮古島市の活力につながっている。健康に留意して、子や孫たちのためにも元気で精進して下さい」と呼び掛けた。来賓として出席した市議会の下地明議長は「今日の発展は皆さんが各分野で尽力されたおかげ。皆さんが安心して生活を営める高齢者に優しいまちづくりに取り組みたい」と祝辞を述べた。
敬老者代表あいさつでは市老人クラブ連合会平良支部の前泊達雄支部長が「日本人の平均寿命は80歳を超え、90歳や100歳という人もまれでなくなった。100歳を目指して頑張りたい」と力強く語ると会場は大きな拍手でわき上がった。
式典終了後のアトラクションでは、北老人クラブによる「宮古トーガニ」で幕開け。各地の老人クラブが伝統の舞やフォークダンスなどを踊った。東保育所の園児たちが元気な歌に合わせてかわいい踊りを披露すると、会場には笑顔が広がった。