「防犯栄誉金章」を祝う/防犯協会が祝賀会
平良さん、一層の活動誓う
2013年度全国地域安全運動中央大会で「防犯栄誉金章」を受賞した平良重信さんを祝う会が12日、市内ホテルで開かれた。防犯協会や警察ほか関係団体のメンバーが参加して盛大に祝福。平良さんの長年の防犯活動をたたえた。平良さんは「受賞は言葉で言い表せないほどうれしい。これからも体力が続く限り頑張りたい」と話し、一層の防犯活動を決意した。
防犯栄誉金章は、地域における防犯活動への貢献が高く評価されたもの。全国防犯協会連合会、警察庁が主催する中央大会で93人に同賞が贈られ、県内では平良さん一人が受賞した。
平良さんは1970年に宮古島地域防犯協会市場通り支部員となり、その後91年に同協会監事に就任。近年は「にこにこシルバー防犯パトロール隊」の隊員として学校周辺や街頭での防犯活動に取り組んでいる。
祝賀会は宮古島地区防犯協会が主催。前川尚誼会長は「防犯功労表彰の最高賞であり喜ばしい限り」と祝福し、これを機に宮古地区の防犯活動が一層充実することを期待。「日本一安全な地域にしていきたい」と力強い決意を述べた。
来賓祝辞で宮古島署の宮城英眞署長は「防犯活動は治安を維持する上で極めて重要な業務。平良さんのような方がいてくれるおかげで治安が守られる」と感謝を込め、平良さんの43年にわたる活動をたたえた。
下地敏彦市長は「平良さんは地域のために、子どものために長い年月活動に取り組んできた。その活動が防犯部門の最高賞という形で表れた」と喜んだ。
多くの祝福を受けて平良さんは「防犯活動は大きな学びであり、協会には感謝の気持ちでいっぱい」と振り返った。その上で「これからもこの賞に恥じないように、安全で住みよい街づくりのために活動を続けていきたい」と述べた。
祝賀会に参加した関係者は平良さんに贈られた全国表彰を祝い、今後のさらなる活躍に期待を込めた。