まるちくが募金寄贈/世界食料デー
親善大使Manamiさんに善意託す
きょう16日は飢餓や貧困に苦しむ世界の人たちの救済を考える日として国連が制定した「世界食料デー」。宮古では同日午後5時30分から市中央公民館大ホールでチャリティーコンサートなどの世界食料デーにちなむイベントが開催される。大会を翌日に控えた15日、市内でタクシー業を営む「まるちくタクシー」(下地隆之社長)が同大会実行委員会で日本国際飢餓対策機構(JIFH)に飢餓救済のために集めた募金を寄贈した。同機構親善大使でオリオンサザンスターCMでお馴染みの歌手Manamiさんに善意が託された。
下地社長の妻康子さんによると、世界食料デーにちなむ奉仕活動は8年前に開始した。3年前から同社ではタクシー乗務員を中心にして15台のタクシーに募金箱を設置。今年から関連会社のタクシーを含め全24台に募金箱を設け社会貢献活動の一環として募金活動に取り組んでいるという。
寄贈式には同機構の田村治郎国内啓発総主事が立ち会い、乗務員を代表して大村政喜さんからManamiさんに計33箱の募金箱が手渡された。下地社長は「運転手を中心に小さな取り組みから開始したが、飢餓に苦しむ世界の子どもたちを救う一助となってもらえれば」と話した。
募金を託されたManamiさんは「たくさんの募金箱を目の前にしてとても感動している。運転手さんの思いを胸に自らも親善大使としての役割をしっかり果たしていきたい」と述べ、感謝の気持ちを表した。田村総主事によると、Manamiさんはかねてからボランティア活動に熱心に取り組んでおり、今年6月に同機構の親善大使に正式任命された。16日の世界食料デー宮古大会では2回にわたりチャリティーコンサートを行う予定だ。