今度はチェーン切断/空港ロードパーク駐車場
管理者、告訴状提出へ
宮古空港のロードパーク駐車場への出入りをふさぐチェーンが切断されているのが16日、見つかった。管理する県宮古土木事務所は被害届の提出および告訴の準備に入った。先月初旬にはチェーンをつなぎ止めているコンクリートの塊が何者かによって倒されたばかり。市民のモラルが問われている。
チェーンは15日午後7時から16日午前9時の間、何者かによって切断されたものとみられる。土木事務所は何らかの器具を使って切断したとみており、その手口やチェーンが損壊していることを踏まえ、被害届と告訴状の提出に踏み切る。
同駐車場の夜間施錠は昨年10月25日に初めて実施された。一部の空港利用者が目的外で無断使用し、本来の目的(休憩、ウオーキングなどの運動)で使用する市民が駐車できない状況が続いていたためだ。
施錠後、一定程度の改善が見られたことから今年3月には同措置を一時的に解除した。しかし、しばらくすると再び目的外使用が増えたため、土木事務所はやむを得ず8月22日から夜間施錠を再開している。
再開後、最初の被害は9月9日に発生。出入りをふさぐチェーンをつなぎ止める重さ1㌧のコンクリートの塊が倒れているのが見つかった。片方のコンクリートを倒せばチェーンが緩んで車両の出入りが可能になるため、何者かが駐車場を出る際にコンクリートを倒した可能性が高い。
これに次ぐ今回のチェーン切断は、器物そのものを損壊する行為であるため土木事務所も厳しい姿勢で対応する。チェーン切断との関係性は不明だが、15日午後8時ごろ、白い車が前輪と後輪の間にチェーンを挟んだ状態で停止しているのが一部の市民に目撃されている。