8月入域観光客/63万5700人、前年比5・6%増
単月で過去最高を記録
県観光商工部はこのほど8月の入域観光客数を発表した。それによると、同月の入域観光客は63万5700人となり、前年同月を3万3800人(5・6%)上回り、7カ月連続で前年同月実績を上回ったほか、8月単月でも過去最高を記録した。同部では「全国高校総体開催による団体需要のほか、海外からのチャーター便や香港―那覇の定期便運航による外国客の増加が要因」と説明した。
国内客は60万800人で前年同月比3万1200人(5・5%)増。主要航路の東京、関西方面、福岡方面、名古屋のすべてで前年同月を上回った。
外国客は、3万4900人で前年同月比2600人(8%)増となった。アジアからの入域数が好調で、香港が80%増、韓国が20%、中国本土が20・6%増加した。
国内観光客の今後について同部では「9月は連休の日並びが昨年よりも悪いことから伸び悩む見込み。10月以降は羽田空港の国際化や提供座席数の減少などマイナス要因があることから過去最高だった一昨年の実績には届かない」と予想している。
また、外国客については「9月以降も香港路線による送客増加が見込まれることやチャーター便運航やクルーズ船の寄港回数も昨年に比べ多いことから、順調に推移する見込みだが、一方で継続する円高傾向が沖縄旅行に与える今後の影響も懸念される」と説明した。