台風11号、最大瞬間風速35㍍観測/暴風域で行事に影響
非常に強い台風11号は18日午前11時ごろ、宮古地方を暴風域に巻き込み、空と海のダイヤに大きな乱れが出た。3連休を直撃し様々な行事に影響が出たほか、市内各地で農作物や街路樹が倒れるなどの被害をもたらした。午後6時12分に最大瞬間風速35㍍を観測した。 また、海上は波の高さが10㍍でうねりを伴う猛烈なしけになった。
沖縄電力によると18日午後6時現在、市内と多良間村の一部で2900戸が停電している。
宮古島は18日夜、多良間島は19日未明に暴風域から抜ける見込み。気象台は宮古島地方が暴風域を抜けた後も強風と高波に厳重に警戒するよう呼び掛けている。
気象台によると非常に強い台風11号は18日午後6時現在、宮古島の南南西約120㌔に北緯23度50分、東経124度50分にあって時速15㌔の速さで西北西に進んでいる。
中心の気圧は940ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は45㍍で最大瞬間風速は60㍍。全域150㌔以内では風速25㍍以上の暴風となっている。また、全域330㌔以内では風速15㍍以上の強い風が吹いている。
宮古島市の降り始めから18日午後6時までの雨量は17・5ミリ、多良間島では45㍉を観測した。今後の予想雨量は所によっては1時間に40㍉を超える雨が降る見込み。