加工機材を学ぶ/宮古農水振興センター
アグリチャレンジ講座
宮古農林水産振興センター(前田幹男所長)は23日、市内のホシザキ沖縄宮古営業所(具志堅興角所長)で第4回アグリチャレンジ講座を開いた。参加者らは、6次産業の起業家に向け、加工機材などを学んだ。
農家が自ら生産(1次産業)した紅イモなどを加工(2次産業)し、販売(3次産業)することを6次産業と称する。同講座は、6次産業に取り組む起業者の育成が目的。
講師はホシザキ沖縄の社員で栄養士の宮里洋美さんと糸満盛紀さんが務めた。講座名は「農産物加工機材活用実演会」。
宮里さんは、酸性水で殺菌しカットされた紅イモをビニール袋に入れ、真空包装機でパック。そのパックを平たい鉄板に乗せ、スチームコンベクションオーブン(略称スチコン、多機能加熱調理機器)に入れて蒸した。さらに蒸した後の冷凍保存や冷蔵保存などについて説明した。
宮里さんは「スチコンでは、焼く、蒸す、煮る、炊く、炒めることができる」とメリットを挙げた。
この日の講座は、最新の加工機材や加技術を学ぶとともに、新しい加工手法や知識を習得し、農産物の一次加工や商品開発に役立てるのが目的。
問い合わせは、同宮古営業所(電話72・9286)へ。