与野党勢力が焦点/市議選あす投開票
各候補 票の上積みに全力
任期満了に伴う宮古島市議会議員選挙(定数26)は27日に投票が行われ、即日開票される。33人の立候補者は25日、各地を選挙カーで遊説したり、主要道路で街頭演説を行うなど総力戦を展開。票の上積みに全力を挙げた。下地敏彦市長を支える与党が、安定多数を維持できるかが焦点。与党は、今期限りで勇退する4人の議席を確保し過半数を維持できるか、野党は現在の勢力を保てるか、市議会の中でキャスティングボードを握りたい21世紀新風会や新人の動きにも注目だ。
現在の市議会の与野党勢力は与党15人(議長含む)、野党6人、是々非々・中立の立場の「新風会」5人となっている。
今回の市議選には33人(現職21人、元職2人、新人10人)が立候補している。
このうち、党の公認を受けているのは自民1人、公明2人、共産1人で、他の29人は政党の公認や推薦を受けない「無所属」での立候補となっている。
本紙が立候補者へのインタビューと、周辺取材を通しての与野党構成は▽与党系20人(現職11人、新人9人)▽野党系6人(現職5人、新人1人)▽中立系7人(現職5人、新人2人)-。市議会での安定多数を確保するには26議席のうち、最低でも14議席(議長含む)が必要となってくる。
4年前の前回選挙より立候補者は5人少ないことや、期日前投票が前回に比べ上昇していることなどから「当選ライン」は前回より上がりそうだ。
市選管によると19日現在の選挙人名簿登録者数は4万3067人(男性2万1260人、女性2万1807人)。