公民館を花で飾ろう/公民館を花で飾ろう上野地域づくり協
各地区に苗無料配布/住民一丸、環境美化へ
博愛の里上野地域づくり協議会(野原勝也会長)は25日、上野の九つの地域に花の苗を無料配布した。配布されたペチュニアの苗は各地区の公民館周辺に植え付けられる。「自分たちの地域を花でいっぱいに」-。住民が一丸となって上野地域の環境美化に努める。
同協議会が毎年実施している活動で、2000本の苗は県緑化推進委員会のグリーンコミュニティー支援事業を活用して仕入れた。
その苗を各地区に200本ずつ配布。25日午後、区長らが次々と市役所上野庁舎に訪れて受け取った。対応した事務局は「地域を花でいっぱいにするための活動。みんなで盛り上げよう」などと呼び掛けた。
苗は地域活動の拠点となる公民館の周辺に植え付け、必要に応じてその周囲の道路脇にも植えて景観の向上を図る。
同協議会の野原会長は、環境に対する住民意識の高まりを強調する。「環境への意識が高まっていることは間違いない。公民館周辺の花を見て『自分の家にも植えたい』と思う人は必ずいる。このようなつながりが美しい環境を形成していく」と話し、住民一丸となった活動の成果を誇った。
大嶺区長の上地豪一さんは「公民館の入り口や周辺に植え付けてきれいな公民館にしたい」と話し、毎年の花の苗の配布を喜ぶ。「公民館がきれいになれば住民も刺激されて、『自分の家の庭や周辺もきれいにしなきゃならん』と思う」と話し、植栽活動に伴う住民意識のさらなる高まりに期待を込めた。
配布されたペチュニアが満開を迎えるのは来月下旬ごろ。各地区の公民館が色とりどりの花で彩られる。