教育・文化
2013年10月30日(水)9:00
「自覚を深める学習を」/赤堀氏が道徳教育講演
県宮古教育事務所の道徳教育講演会が29日、宮古合同庁舎で行われた。文部科学省初等教育中等教育局教育課程調査官の赤堀博行氏が「道徳教育の基本的な考え方」を演題に講話。赤堀氏は「道徳の時間」について、児童生徒が道徳的価値について自覚を深める学習展開にすることなどを呼び掛けた。
「道徳の時間」の目的について、赤堀氏は「学校行事など特定の教育活動のためであってはならない」と指摘し「それぞれの教育活動で行われる道徳性育成の指導が『道徳の時間』において補充、深化、統合されてその中で行われた指導が学校の教育活動全体に波及し、生かされることが大切」と訴えた。
同講演会は、児童生徒一人一人に豊かな心を育むため、講話を通して各学校における道徳教育や道徳の時間についての理解を深めることなどを目的に開催された。
会場には、小中学校の校長、教頭、道徳推進教諭らが訪れ、赤堀氏の講話内容に聞き入っていた。