絵画、手芸など160点展示/平良庁舎
5施設の利用者が出品/精神障害者作品展が開幕
2013年度市精神障害者文化作品展が5日、市役所平良庁舎で開幕した。オープニングセレモニーでは下地敏彦市長と地域活動支援センターなど市内5施設の代表らがテープカットを行い、作品展の開式を祝った。作品展には5施設と宮古病院から出品された計160点の絵画、手芸、書道、写真、木工陶芸など5部門の秀作が一堂に展示されている。
同作品展は毎年11月の県精神保健福祉普及月間にちなみ開催されている。普及月間期間中、市内ではシンポジウムなどの各種普及イベントが開催される。
同作品展は、~人と人の結びつきを大切に~をスローガンに、精神障害者当事者の活動意欲を高め、切磋琢磨した社会生活の糧となれることや、地域での障害者に対する理解を促し健常者とともに共存できる地域整備の実現を図ることを目的に開催されている。
オープニング式典で主催者を代表して下地市長は「市内の5施設の利用者の皆さんから素晴らしい作品を出展してもらっている。同作品展では部門ごとに表彰も行われる。市は、これからも障害者への支援と共生社会の実現に向けて取り組んでいく」とあいさつした。
同作品展では、一般の鑑賞者が5部門ごとに気に入った作品の投票を行うことができ、投票で上位を獲得した作品には最優秀と優秀賞が贈られる。来月8日に開催される「心の健康フェスタ」で表彰式が行われる予定だ。
展示会場の市平良庁舎ロビーには初日から多くの人たちが訪れ、当事者が丹誠込めて仕上げた作品に見入っていた。