砂川、内間さん優秀賞/県畜産共進会
宮古から8頭出品
【那覇支社】県内各地区から選抜した優秀な家畜を品評する2013年度県畜産共進会(主催・同協議会)の種畜部門が8日、糸満市の南部家畜市場で開会した。
宮古地区代表で出品した肉用牛8頭のうち、成雌第2類で砂川健治さん(下地字入江)が優秀賞(3席)、若雌第1類で内間次子さん(平良字下里)が優秀賞(4席)にそれぞれ選ばれた。
今回の共進会には県内19市町村から肉用牛(黒毛和種)42頭、乳用牛29頭、種豚27頭の計98頭が出品された。
開会式で主催者あいさつした同協議会の赤嶺勉会長は「本県の畜産業は生産農家などの努力により、基幹産業として確固たる地位を築いてきた。現在の畜産情勢は配合飼料価格の高騰やTPP問題などで厳しい状況にあるが、家畜の改良促進は生産性の向上に欠かせない」と述べ、共進会を飼養管理技術の情報交換の場として有効活用するよう促した。
仲井真弘多知事(代読・山城毅農林水産部長)は「県は沖縄21世紀ビジョン基本計画に基づき、おきなわブランドの確立や生産供給体制の強化を図り、高品質で安全・安心な畜産物の生産を推進したい」とあいさつした。
9日の褒章授与式では肉用牛・乳用牛など4部門の優秀賞や農林水産大臣賞・県知事賞など18の特別賞、団体優勝の市町村が表彰される。