優秀プラン100件に選出/日本政策金融公庫
宮総実環境班を表彰
日本政策金融公庫はこのほど、「高校生ビジネスプラン・グランプリ」で、優秀なプラン100件に宮古総合実業高校環境班が作成した「地下水保全を目指した有機肥料の製造販売」を選出した。表彰の伝達式が10日、同校であり、沖縄公庫融資第二部の具志堅忠昭部長が「離島の特徴や環境への配慮が考慮されている」と述べて賞状を伝達した。
「高校生ビジネスプラン・グランプリ」は日本政策金融公庫が次世代起業家の育成を目的に初めて開催した。
地域の身近な課題や環境問題、社会的な課題を解決するためのビジネスプランを全国から公募したところ151校から1546件の応募があった。
県内からは7校22件の応募があり「ベスト100」には宮総実、八重山農林(2件)、北部農林、八重山商工の計5件が選ばれた。
宮総実のビジネスプランは「宮古島の命の水、地下水を守るエコビジネス」で、環境班が開発した有機肥料バイオ・リンを活用することで資材や農薬散布のコスト削減につながることをセールスポイントにした。
指導した同校の前里和洋教諭は「バイオ・リンの大量生産を図り生徒、職員、PTAで地下水保全に取り組んでいきたい」と話した。
環境班を代表して友利和樹君(1年)は「来年は全員で力を合わせ、もっとレベルの高い賞を目指したい」と抱負を語った。
環境班のメンバーは次の皆さん。
狩俣忠柾▽砂川光▽武島健太▽友利和樹▽与座健太郎▽仲間功太(以上、1年)▽亀濱夢梨香▽下地裕太(以上、2年)