税の役割を学ぶ/法人会青年部会主催
平一小で租税教室
沖縄宮古法人会青年部会(伊沢忠憲部会長)主催の租税教室が16日、平良第一小学校(乾邦夫校長)で行われ、6年生約100人が税の種類や役割などについて学んだ。
同部会の友利博明副部会長が講師を務め「税金がなかったら」を主題にした動画やスライドで税の大切さを児童に説明した。
担当した6年1組担任の宮国智子教諭は「これまで社会科の授業で税の種類などについて学んできた。きょうはさらに詳しく勉強してほしい」と児童たちに呼び掛けた。
友利さんはスライドを使いながら、クイズ形式で税金は消防や警察、役所が行っているごみの収集など多くのことに使われていると分かりやすく説明した。
また、教育関係では小学生一人当たりに使われている税金は年間85万7000円(2010年度)で「お金をかけずに学校に通えるのは税金が使われているため」と話した。
神里圭君は「火事が起きたときなど消防の費用を自分で負担しなければならないなど、税金がないことの怖さや大切さも良く分かった」と感想を話した。
この取り組みは次代を担う児童を対象に税の大切さやその役割の理解を深めてもらうために、租税教育の一環として実施している。