【特集】新年号
2014年1月1日(水)8:49
ズミ島へ んみゃ~ち/宮古島観光協 創立50周年
さらなる発展へ一丸/観光協会
宮古島観光協会は1964(昭和39)年7月28日に創立、今年で50周年の節目を迎える。1月にも下地敏彦市長や豊見山健児会長を中心にした実行委を立ち上げ。式典・祝賀会の準備を急ぐ。豊見山会長は「宮古を訪れる観光客が人情豊かな島、癒やしの島、エコの島、スポーツの島、美しい自然の島を体感し、再び来てもらえるよう、島全体が一つになって素晴らしい受け皿づくりを推進していこう」と呼び掛けている。
宮古観光は航空機の便数の増加や東京や大阪からの直行便が就航。観光地は整備され、ホテルなどの宿泊施設も充実した。
全国を巡り宮古島をPRする観光キャラバンや各種イベントの開催、メディアの紹介などで知名度もアップし、総じて順調な伸びを示した。
統計がある本土復帰の年の1972年の観光入域客数は3万2608人。その後は右肩上がりで増加し93年には20万人を突破した。
2012年度の入域観光客数は過去最高の50万人となり、観光客の個人消費額は214億円と試算。経済波及効果はさらに大きく、今や農業とともに宮古経済を支えている。
宮古島観光協会は観光産業の充実発展に向け、創立50周年を機に、次なるステップとなる入域観光客数50万人を目指してリピーター率の向上や外国人観光客誘客(インバウンド)を強化する方針だ。
豊見山健児会長は「半世紀に及ぶ活動を振り返りながら行政や関係機関、団体などを連携を図り誘客宣伝活動を実施していく」と述べ、新たな観光商品の造成、修学旅行の誘致、スポーツや音楽・文化イベントなどの開催による誘客の拡大を目指すとしている。