【特集】新年号
2014年1月1日(水)8:57
児童館4月開館へ/上野地区
学童、子育て支援室も併設/共働き夫婦の助っ人
児童館と学童室、子育て支援室を併設した児童福祉施設の建設工事が上野保育所の南側で進められている。市町村合併前からの計画が実現した。総事業費は1億4200万円を掛けた。床面積は児童館293平方㍍、学童室96平方㍍、子育て支援室88平方㍍の合計478平方㍍。供用開始は今年4月を目指す。
昔宮古の各家庭では3世代が住み子どもたちは祖父母に見守られ、近所の子どもたちと遊んで育った。現在は核家族化が進み、共働き夫婦が増え放課後に一人ぼっちになる子が多い。児童福祉施設は社会の形が大きく変化した中、子どもたちが安全に遊べる場の確保などを目的に建設する。
児童館では卓球などの室内スポーツやいろいろなゲームをして遊べる。室外の運動場も広く、跳びはねて自由に遊べる場も備えた。
学童室(クラブ)は民間に無料で貸し出す。クラブは放課後の子どもたちの面倒を見る所。勉強や宿題などをして過ごす。踊りを教える所もあり、地域イベントで躍動する学童たちが見られる。学童クラブは共働き夫婦の助っ人的役割を担う。
子育て支援室は、子育てに悩む母親たちに対応した施設で、子育て相談機能がある。母親たちが集い子育て情報交換や茶飲み話にも花を咲かせる。
宮古には児童館、学童クラブ、子育て支援機能を併せ持つ施設はない。関係者らはそれぞれの施設が補完し合い、相乗効果を生み出すと期待を寄せている。