11/24
2024
Sun
旧暦:10月24日 先負 壬 
産業・経済
2014年1月7日(火)9:00

黒糖72㌧を初出荷

宮糖多良間工場 安全輸送祈願


初荷の黒糖を積んで出発するトラック=6日、宮古製糖多良間工場

初荷の黒糖を積んで出発するトラック=6日、宮古製糖多良間工場

 【多良間】宮古製糖多良間工場(来間春誠工場長)は6日、2013~14年産サトウキビを原料にして作った黒糖72㌧(2500ケース)を初出荷した。来間工場長、伊良皆光夫村長らが初荷を積んだトラックを見送り、陸上・海上の安全輸送を願った。

 同多良間工場は12月24日に操業開始。今期生産量は前期比200㌧増の約2万3200㌧を見込む。操業日数は4月上旬までの103日前後を予定。工場は24時間フル稼働で順調に操業している。

 構内の初荷式で、来間工場長らが黒糖を満載したトラックに神酒や塩を供え、手を合わせて安全輸送を祈願した。

 来間工場長は「製糖期が始まって13日を迎えた。工場内では120人のスタッフが黒糖作りに精を出している。103日の長丁場になるが、日本一と言われる多良間の黒糖をアピールし、関係者一同、無事故、無災害でいきたい」と決意を新たにした。

 伊良皆村長は「日本一黒糖のブランド化に向けて頑張ってほしい。工場内を含め陸・海上で働く人も安全第一で頑張ってください」と激励した。

 陸上輸送を引き受ける多良間交通の知念功厳代表は「日本一といわれる黒糖を港まで預かります。安全を心掛けて大事に輸送する」と気持ちを引き締めた。

 今期のキビは干ばつや台風の影響を受けたが、順調に回復。今後の冷え込みで平均糖度の上昇が期待されている。5日までの原料搬入量は2393㌧。同日現在の平均糖度は13・2度を推移し、34%が基準糖度帯(13・1度以上14・3度以下)を占めた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!