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産業・経済
2014年1月11日(土)9:00

乗降客数125万3400人/宮古空港13年実績

前年比2万人減SKY一時運休など影響/夏場は大幅な伸び


運賃やサービスの面で競争を展開している航空3社の飛行機=10日、宮古空港

運賃やサービスの面で競争を展開している航空3社の飛行機=10日、宮古空港

 市建設部空港課のまとめによると、宮古空港の2013年乗降客数は前年の127万2774人と比べ1万9310人(1・5%)減の125万3464人だった。スカイマーク(SKY)の4、5月の運休などが響いた。一方、海目的の観光客が集中する8、9月は大幅に増え、今後の明るい材料となった。

 関係者らは夏場の増加について「格安航空運賃が追い風になり、海の美しい宮古に若者たちの目が向いた」とみている。

 宮古空港の乗降客数は、那覇-宮古間に格安運賃のスカイマークが新規参入(11年9月)したことで一気に増えた。12年は127万2774人と前年と比べ17万9104人(16・3%)増加。運賃(最安)が従来の3分の1程度に低減し、特に地元や沖縄本島の利用者が増えた。

 SKYは他社との運賃競争の影響で採算が厳しくなったことを受け4、5月は運休。同社の運休期間中は那覇-宮古間の運賃が上がり便数も減ったため4月は前年比1万981人、5月は1万1095人それぞれ減った。6月には再開し、現在は1日4便運航している。

 1月は同比9449人伸びた。宮古島などを舞台にしたNHKの連続テレビ小説「純と愛」がPRに一役買った。

 3月はヨーロッパを離れて初めて宮古島で開催された一大音楽フェスティバル「Isle of MTV Miyakojima」(アイル・オブ・エムティーヴィー・ミヤコジマ」が観光客を呼び込んだ。

 10月(1万4066人減)と11月(1万2141人減)は、日本列島に接近した台風が多く客足を遠ざけた。

 路線別の乗降客数は那覇-宮古が106万5257人と全体の85%を占めた。前年比では2万7574人(2・5%)の減少。宮古-石垣は6万8166人(同1万1676人、20%)増加。宮古-多良間が3万3610人(同710人、0・2%)増、東京-宮古が8万849人(同4648人、6・0%)増えた。

 チャーター便の乗降客数は5582人(同4364人減)。着陸数は7706回に上った。


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