重見が100㌔総合初V/ワイドーマラソン
女子は山澤、11連覇/50㌔ 地元の諸井制す
完走率82・92%
第24回宮古島100㌔ワイドーマラソン大会(主催・宮古島市など)が12日、市上野のうえのドイツ文化村をゴールに宮古本島一円で行われた。100㌔の部は長野県の重見高好(31)が7時間9分18秒で総合初優勝を飾った。女子は茨城県の山澤洋子(46)が8時間42分34秒で制して大会11連覇を達成した。100㌔には616人が挑戦し、432人が完走した。その他4部門を含む出場総数は1317人。1092人が完走し、完走率は82・92%だった。
この日の宮古島地方は晴天。気温は朝からぐんぐん上昇し、午前9時から10時にかけて20度に達した。最高気温は23・2度(午後2時31分)だった。
出場選手は強い太陽光と海風を全身に浴びながら力走し、新春の宮古路を全力で駆け抜けた。
人が出場した50㌔は宮古島市の諸井勇人(28)が3時間24分59秒で総合優勝を果たし、女子は東京都の能勢結希(43)が制した。時間は4時間4分39秒。
21㌔男子は浦添市の下地由祐(23)が1時間15分48秒で連覇を達成。女子は宮古島市の石川敦子(35)が1時間36分9秒で勝った。
10㌔の男子は宮古島市の中島彰吾(27)、女子は同市の國仲舞(16)が優勝を飾った。
最長100㌔は夜明け前の午前5時にうえのドイツ文化村をスタート。来間島、池間島を含めて宮古本島をほぼ一周するコースで616人が限界に挑んだ。
優勝した重見は、前回優勝者の吉田隆太(岡山県)と序盤から抜け出し、50㌔まで並走した。その後60㌔にかけてペースアップし、吉田を突き放して初優勝を決めた。2位は吉田、3位は神奈川県の増田健太郎。
一方の女子は山澤が安定感を発揮。「きょうは暑さと風に苦しめられた」と振り返るが、序盤からトップに出るとそのまま最後まで譲らず、11連覇達成のゴールに飛び込んだ。
その他の4部門でも出場選手は力走。沿道では多くの市民が声援を送り「ワイドー、ワイドー」の掛け声で背中を後押しした。