台湾から修学旅行誘致を/観光協会
高校校長ら宮古に招へい/3泊4日で島内視察
宮古島観光協会(豊見山健児会長)が宮古島修学旅行強化事業として台湾から招へいした、台北市立士林高級商業専門学校の黄贇瑾校長と臺北市立大安高級工業職業學校の陳清誥校長らが13日に3泊4日の日程で来島。島内視察などを行うほか、14日には市役所平良庁舎に長濱政治副市長を表敬訪問した。
同事業は昨年度から観光協会が県の支援を受け実施。今回は、昨年9月に観光協会が台湾で開催した訪日教育旅行促進事業現地説明会に参加し、宮古島への修学旅行に関心を示していた士林高級商業専門学校から黄校長、大安高級工業職業學校から陳校長ら3人の計4人を招いた。
10年ほど前から毎年、北海道や秋田、大阪など日本で5泊6日の修学旅行を実施しているという両校の校長は、「宮古島はとても素晴らしく、生徒に勧めたい思いでいっぱい。帰ってから検討するが、宮古島と沖縄本島で5泊6日の日程ならОKではないかと思う。来年以降、可能性は大きい」との考えを示した。
長濱副市長は「太陽光や風力の活用など島の自然保護やエネルギー対策でいろんな取り組みを行っていて、小さいながら大変おもしろい島。ぜひ修学旅行に来てもらい、それらを学んで、きれいな海も楽しんでほしい。宮古の高校生とも交流して良い思い出を作ってもらいたい」と述べるとともに、宮古島での修学旅行に向け全面的に協力する考えを示した。
4人は同日午前、スキューバダイビングを体験したほか、午後からは島内各所の視察、夜には西辺地区の民泊農家との交流などを行った。