県農林漁業賞に勝連さんら/県農水部
上野から1個人2団体選出
【那覇支社】農林漁家の模範となる実績を収めた個人や団体を表彰する県農林漁業賞の農業部門(サトウキビ)に勝連栄一さん=上野=、園芸部門(トウガン)にJAおきなわ宮古地区とうがん専門部会上野支部、農山漁村地域活性化部門(マンゴー)に農業生産法人大嶺ファーム=上野=がそれぞれ選ばれた。県農林水産部が28日発表した。表彰式は、おきなわ花と食のフェスティバル2014(2月1日、奥武山総合運動公園)で行われる。
勝連さんは▽優良種苗植え付けによる発芽率の向上▽肥培管理の徹底-など、キビの収量向上に積極的に取り組み、毎年高い生産量を上げている。
地域の担い手育成や農業生産基盤の構築に関わるなど、農業振興に寄与している。
JAとうがん専門部会上野支部は2002年に設立後、会員一丸となって栽培技術や情報を共有し、地域全体で生産性の向上に努めている。
学校給食への活用と促進でトウガンを贈呈するなど、消費拡大に積極的。
大嶺ファームは、地域のマンゴー農家を組織化して、量販店に契約販売を行っている。マンゴー農家の後継者グループに対して、栽培技術の指導、助言も行う。
マンゴーとブーゲンビリアやハイビスカスを融合させた観光農園を開設。地域雇用の創出にも貢献している。