チーム全体の底上げを/オリックス森脇監督
キャンプへの抱負語る
2月1日からのキャンプインを前に、29日に宮古島入りしたオリックス・バファローズの森脇浩司監督は30日、市内ホテルで会見を開き、春季キャンプに向けた抱負を語った。キャンプのテーマとして「全体の底上げ」を挙げたほか、2月2日か3日には早くも紅白戦を行う方針を表明。宮古島市民に対しては「ぜひ、グラウンドに足を運んでほしい」と呼び掛けた。
キャンプを迎える心境について「非常にワクワクした気持ち」と話す森脇監督。その一方で「これから戦いを挑んでいくので怖さもあるが、うちはチャレンジャーという立場。強烈なチャレンジャー精神を持って戦っていかなければならない」との思いを語った。
今回のキャンプのテーマとしては「チーム全体の底上げ」を掲げる。「底上げで一番大事なことは、個々のレベルに磨きを掛けること。個々の集合体がチーム。けがや故障も怖いが、秋季キャンプ同様に限界に挑戦して個々のレベルを磨いていきたい」との方針を示した。
キャンプのキーワードとしては「協調性」を挙げた上で、「野球は味方に優しく、敵にいやらしいことが必要。昨年はチームが一体、一丸となる部分が少し不足しているところがあった。協調性を念頭に置いて練習に取り組んでいきたい」と語った。
キャンプ開始早々の2月2日か3日に紅白戦を実施予定で、最終的には今後の会議で決める考えを明らかにした森脇監督。宮古島市民に対しては「宮古島という素晴らしい環境で毎年、キャンプをさせてもらっていることに、宮古島のすべての人に感謝の気持ちを伝えたい。今年1年、宮古島の人と共に戦っていきたい」との思いを示すとともに、「短い期間だが、ぜひグラウンドに足を運んで、選手たちと一緒に汗をかくくらいの気持ちで練習を見て、楽しんでほしい」と球場への来場を呼び掛けた。