11/25
2024
Mon
旧暦:10月25日 仏滅 癸 
社会・全般
2014年2月1日(土)9:00

生乳、4カ月ぶり再開/学校給食用牛乳

島内搾乳量が安定


4カ月ぶりに生乳が提供されている学校給食用牛乳。子供たちの反応はさまざまだ=31日、下地小学校

4カ月ぶりに生乳が提供されている学校給食用牛乳。子供たちの反応はさまざまだ=31日、下地小学校

 宮古島市立小中学校の学校給食用牛乳で、生乳の提供が4カ月ぶりに再開されている。3学期がスタートした1月7日から提供されており、県内では唯一「加工乳」だった状態が解消された。島内にある乳牛牧場が新たに約40頭の乳牛を導入し、搾乳量が安定したことが再開の要因だ。

 市の学校給食用牛乳は2001年から生乳100%を提供してきたが、今年は暑さの影響で夏場の搾乳量が減少し、十分な生乳が確保できなかった。

 このため9月から加工乳に変更。2学期の間、児童生徒には主原料の生乳に脱脂粉乳やクリーム、バターなどの乳製品を加えた加工乳のみが提供された。

 この間、平良学校給食共同調理場などには「なぜ加工乳なのか」といった問い合わせがあったが大きな混乱はなかった。ただ、一部父母らの間では生乳の再開を求める声もあった。

 今回、生乳の提供が再開されたのは搾乳量が安定したため。市の教育委員会や農林水産部によると、島内の飼育業者が約40頭の乳牛を導入し、必要な生乳の確保が容易になった。

 搾乳量が一気に落ちる夏場も、乳牛増頭に伴う搾乳量の増加で安定的な生乳の供給が可能だという。

 4カ月ぶりに生乳を味わう子供たちの反応はさまざま。「生乳の方が飲みやすくておいしい」とする声がある一方で、加工乳の味を好む児童もいた。

 教育委員会教育部は「生乳の提供が再開されてひとまずほっとしている。教育委員会としては、他の市町村と同じように、今後も子供たちに生乳を提供していきたい」としている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!